博士前期課程1年の松井花織です.
3月3日(日)に日本体育大学世田谷キャンパスにて開催された2018年度日本スポーツメンタルトレーニング(SMT)指導士会関東地区研修会に参加いたしましたので,ご報告いたします.
今回の研修会にはスポーツ心理学研究室の教職員7名、大学院生8名が参加いたしました.
研修会は,「多様性」をテーマに行われました.
研修内容は以下の通りになります.
第1セッション:「2020東京に向けての心理サポートの取り組み〜ある競技団体の事例〜(日体大)」
講 師:柴原健太郎 先生(日本体育大学)
講 師:園部 豊 先生(帝京平成大学)
柴原先生と園部先生より,NASS(日体大アスリートサポートシステム)の活動で心理サポートに携わっている競技団体についてお話をいただきました.団体サポートと個別サポートの視点から,どのように選手と関わり,声がけが行われたかなど実際の体験談を踏まえた発表であり,今後のサポート活動に活かせる内容でした.
第2セッション:「アスリートを対象とした心理サポートの多様性」
講 師:齋藤雅英 先生(日本体育大学)
齋藤先生より,心理サポートの多様性に関する話題を提供していただきました.各グループに分かれてディスカッションをし,その後グループ毎に発表を行いました.有効な指導のためには,多様なアプローチをバランスよく学び,身に付ける必要があることを学びました.
第3セッション:「SMT指導士(心理サポート者)の多様な活動・活躍の場を考える」
話題提供者:高妻容一 先生(東海大学)
荒井弘和 先生(法政大学)
立谷泰久 先生(国立スポーツ科学センター)
筒井 香 先生(ポリゴン)
福井邦宗 先生(国立スポーツ科学センター)
上記の5名の先生方に各々話題を提供していただきました.「保護者・パラリンピック選手・審判員」に対するSMT指導士の活動・活躍の場,「インテグリティ・キャリア教育」をどのように伝えていくのか,現場のニーズ等について学び,グループの中で意見を交換しました.
今回の研修会のテーマとして話題にあがった「多様性」は,大変興味深い内容でした.多様なニーズに対応するための科学的根拠に基づいたアプローチの仕方をバランスよく学び,対応力を身に付けることの重要性が実感できました.さらに,ディスカッションなどを通して,有資格者の先生方からの助言,他大学のサポート活動の動向や考えを聞くことができ,とても有意義な時間となりました.
今回の研修会で得た知識を今後のサポート活動に活かし,スポーツ心理学に足場を置きながら,多様なアプローチを学び続ける姿勢を忘れず,励んでいきたいと思います.
松井花織
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