Research Outline 研究概要
主な研究テーマ
- リラクセーションに関する生理心理学的研究
- プレッシャーに伴う情報処理過程に関する研究
- メンタルトレーニングの効果検証に関する実践研究
- プロフェッショナルのアスリートや指導者に関する心理的特徴
- スポーツ組織の構築に関する社会心理学研究
施設
- スポーツカウンセリングルーム
-
本学では、アスリートや指導者に対してカウンセリングを提供するため、スポーツカウンセリングルームを所有しています。
- シールドルーム
-
本学では、外部からの電磁波の侵入や、防音に優れたシールドルームを所有しています。
機器
- 脳波計:EEG-1214(日本光電社製)
-
脳波・事象関連電位を測定することができます。なかでも事象関連電位は行動反応と独立して記録できるため、時間分解能に優れており、アスリートの感覚入力から反応出力までの情報処理過程を詳細に解明することが可能です。
- 光イメージング脳機能測定装置:OEG-SpO2(Spectratech社製)
-
近赤外線法(NIRS)は、脳血流を測定するための方法の1つであり、脳波などに比べて測定が簡便にできます。 これまで視覚刺激などにおける認知的負荷は脳血流の増減に反映されることが明らかにされており、認知的負荷の変化に伴う神経的資源の変動をリアルタイムに捉えることが可能です。
- アイマークレコーダー:EMR-9(NAC社製)
-
アスリートの眼球運動を計測することで、視覚から得た情報をどのように処理して判断しているのか解明することができます。グラス式とキャップ式の両タイプを所有しているため、実験室だけでなく、フィールドでの測定も可能です。
- 心電心拍センサ
-
心電図R-R間隔や心拍音が測定できます。主な研究としては、標的競技であるアーチェリー選手を対象に、競技中の心拍音を傾聴することが高いパフォーマンスを発揮するための有効な方法であることが明らかにされています。
- 呼吸運動モニタピックアップ:DX-025(ムトーエンジニアリング社製)
-
呼吸運動として呼吸時間、吸気時間、呼気時間、吸気振幅、呼気振幅を測定することができます。本ピックアップは、胸部および腹部の周経を長さで表現できるため、呼吸運動曲線を分析対象とする場合でも精確な測定および詳細なデータの採取が可能です。
- 非観血式連続血圧計:CNAP MONITOR 500(Cnsystems社製)
-
長時間に渡り連続的に血圧を測定できるため、メンタルトレーニング実施中や実験課題中の生理的な反応を経時的に確認することができます。また、従来の連続血圧計の機能に加え、拍出量まで測定することが可能です。
- 筋電図センサ:DL-141/8chアナログインターフェイス:FA-DL-720(S&ME社製)
-
筋肉の活動電位を測定できます。例えば、メンタルトレーニングの技法の1つである漸進的筋弛緩法を実施する場合、本センサは筋電図バイオフィードバックの併用にも使用されています。
- 赤外線サーモグラフィ:R300SR-S(InfRec社製)
-
皮膚温をリアルタイムに計測でき、温度分布を可視化情報として表示することができます。例えば、メンタルトレーニングの技法の1つである自律訓練法の実施中に皮膚温を計測し、その習得過程を確認することが可能です。
- Head Mounted Display:VIVE Pro Eye(HTC社製)
-
バーチャルリアリティ環境下で映像実験を行うことができます。映像呈示と同時に眼球運動を測定することが可能です。
- 簡易脳波計:Focus Calm(BrainCo社製)
-
専用アプリを利用し、脳の状態を可視化しながら集中力やリラクセーションを高めるトレーニングが可能です。
- 所属先
-
〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
日本体育大学東京・世田谷キャンパス2415研究室 - 連絡先
-
高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp