今回のニュースは、高井秀明が担当します。
2019年7月15-20日にThe European Federation of Sport Psychology (FEPSAC) 2019 – 15th Congress(https://www.fepsac2019.eu/)がドイツのミュンスターで開催されたので、その内容を含めながら、7月中旬のドイツ旅行を振り返りたいと思います。
FEPSAC 2019には、私と博士後期課程の坂部と相川が参加し、そこで研究発表することになりました。私は、学部生のときにDeutsche Sporthochschule Köln(ドイツスポーツ大学ケルン)に留学し、その後もドイツを拠点にして研究活動・サポート活動に携わる機会が定期的にあるため、正直、ドイツに対してはあまり新鮮味がありません。ただ、悲観的に捉えているのではなく、どちらかというと、ドイツには居心地の良い住み慣れた場所という印象をもっています。そのため、今回のドイツ旅行の目的は、FEPSAC 2019に参加して新たな学びを得ることと、私が好きなドイツの雰囲気を同行する二人(坂部・相川)にも体験してもらえるようアテンドすることにしました。
二人には、事前にドイツ国内で行きたい場所や食べたいもの、飲みたいもの等を確認し、旅行プランを立案し、実行しました。ドイツにはFEPSAC 2019の開催前に入り、まずはデュッセルドルフ空港から高速列車のICEでドイツの北東部にある首都のベルリンに向かいました。ドイツ国内で列車移動が多い旅行者にとってはジャーマンレールパス(https://www.bahn.com/en/view/index.shtml)の利用が安価でオススメです。私たちも5日分のジャーマンレールパスを購入して有効活用できました。今回は、じっくりと時間をかけてベルリンを中心に散策することにし、ドレスデンにも足を延ばしました。
その後はドイツの北西部にあるミュンスターに移動し、いよいよ、FEPSAC 2019です。ミュンスターは、ノルトライン=ヴェストファーレン州に属しており、三十年戦争の講和条約であるヴェストファーレン条約の締結地として知られています。また、ミュンスターは“学生”と“自転車”の街として有名であり、2004年には世界で最も住みやすい都市として選出されているそうです。確かに、街は緑豊かで落ち着いた雰囲気があり、ドイツ国内の他の大都市と比べると居心地の良さを感じました。ちなみに、ミュンスターにあるヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学には、3万8千名近くの学生が在籍しています。
FEPSAC 2019では、坂部くんが“Effect of differences in relevance between video and observer on attention” というテーマ、相川くんが“Characteristics of imagery use of athlete from sports characteristics” というテーマ、私が“Difference of autonomic nerve activity at competition level in archery match”で研究発表しました。それぞれの研究発表に対して質問・意見をいただき、ありがたかったです。さらに、研究活動にまい進したいと思います。
FEPSAC 2019が終わり、私たちはドイツの西部にあるケルンに移動しました。ケルンはベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次いで4番目に大きな都市です。世界遺産のケルン大聖堂はゴシック様式の建築物としては世界最大であり、圧巻です。留学のために21歳ではじめて訪れたケルン中央駅。そこからみえる、荘厳なケルン大聖堂を私は今でも鮮明に憶えています。最後に、ケルンではドイツスポーツ大学ケルン(https://www.dshs-koeln.de/)、ブンデスリーガの1. FCケルン(https://fc.de/fc-info/startseite/)のスタジアムであるRhein Energie Stadionなどを視察しました。また、世界遺産のアーヘン大聖堂も訪れました。
ドイツ滞在中は、ファストフードのケバブを食べることが多かったです。トルコ料理のケバブは手軽においしく食べられ、おなかがいっぱいになるため、学生にはピッタリです。二人は、この旅行で5回以上はケバブを食べたのではないかと思います。日本で生活していると、ケバブを食べる機会は少ないため、ここで一生分のケバブを食べたかもしれませんね。ドイツを訪れたら、是非とも、トルコ料理を食べてください。美味しいです。あとは、ビールにソーセージです。二人とも、それらを含めてドイツを満喫している様子がうかがえ、良かったです。なかなか普段は、二人とじっくり話す時間が設けられていないため、今回のドイツ旅行は有意義な機会となりました。また、新たな気持ちで世界をフィールドに研究活動を頑張っていきましょう。
高井秀明
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