博士前期課程2年の戸松陽平です。

3月31日（水）に本学にて心理サポート研修会を開催いたしましたので、その様子について報告いたします。今回の研修会には教員3名、一般研究員1名、大学院生5名、学部生2名が参加いたしました。研修会の内容は以下のとおりです。

1．個別サポート体験

個別サポート体験では、ハイパフォーマンスセンター助教の堀先生より、初回面接（以下、インテーク面接）の実施方法や注意点などについてレクチャーしていただきました。インテーク面接に関する基礎知識を学んだ後、インテーク面接の際にチェックしているポイントやクライエントとの信頼関係の形成の仕方についてグループごとにディスカッションを行いました。ディスカッションを通して多角的な方法を学ぶことができ、お互いを刺激し合える良い時間となりました。その後、大学院生2名がインテーカーとなり、実際にインテーク面接の体験を行いました。インテーク面接の体験は、自身の話し方の癖などを気づく機会となり、今後の課題や改善点について学ぶことができました。

2．個別サポートの事例検討会

事例検討会では、すでに個別サポートを終結している選手の事例について助教の髙橋先生に報告していただきました。個別サポートの情報開示については、研修会の参加者内で厳重な管理を徹底したうえでの実施報告となりました。内容としては、選手の主訴や当時の状態確認、選手が抱えている問題・課題に対してどのようなアプローチを行ったのか、当時の髙橋先生の心境についてもお話をいただきました。「自分ならどうするか」という視点やその問題・課題についてどのように向き合っていく必要があるのかなどを考えることができ、幅広い視点からアプローチ方法を検討する時間となりました。

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インテーク面接に関する基礎学習の様子

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インテーク面接体験の様子

今回の研修会で学んだことを今後の心理サポート活動に活かすことができるよう、日々勉強に励んでいきたいと思います。

博士前期課程2年　戸松陽平