8月29日(木)から8月31日(土)まで、福岡大学にて開催された日本体育・スポーツ・健康学会第74回大会に参加しましたので報告いたします。今回の学会大会は、台風の影響で29日(木)と30日(金)はオンライン開催、31日(土)はハイブリット形式にて開催されました。そのため、本学スポーツ心理学研究室からは全員が現地参加できず、教職員3名、一般研究員3名、大学院生3名が現地で学会大会に参加いたしました。また、大学院生5名がオンラインで参加いたしました。
8月29日(木)・8月30日(金)
2日間にわたっては、全員がオンラインでそれぞれの研究の関連領域のシンポジウムや口頭発表などに参加いたしました。私は、大学院に入学して初めての学会参加となりました。学会大会では、体育・スポーツ科学の様々な領域の研究発表がされていました。自分の専門領域(スポーツ心理学)の知見を深めることと同時に、他の領域の知見を広げていくことの重要性を感じました。
2日目の「競技スポーツ研究部会【課題A】テーマ別シンポジウム/自分に対しての解像度を上げる」では、高井先生が登壇されました。
以下、研究発表の題目となります。
★高井 秀明
「競技者の解像度を上げるスポーツ心理学からの探索的アプローチ」
このシンポジウムでは、高井先生からスポーツ心理学の視点からの発表の他に、他領域の先生から、競技者のウェルビーイングの視点、生理的指標とコンディショニングからの視点、実際に心理サポートを受けていた選手の視点から発表がされました。多様な視点からの発表を聞くことができ、競技者が自身の解像度を高めていくための様々な取り組みや、その課題について学ぶことができました。
8月31日(土)
3日目は、ポスター発表と口頭発表が行われました。
以下、ポスター発表の題目となります(★は研究代表者です)。
★高井 秀明
「オープンスキルスポーツの駆け引きの上手さは自己分化と関係するのか?」
★北橋 達朗、高井 秀明
「プレッシャートレーニングとして実施するサッカーのPKが心拍データに及ぼす影響」
★大久保 瞳、高井 秀明
「タイムプレッシャーの強度が精神的負担に及ぼす影響―フランカー課題による検討―」
★坂部 崇政、高井 秀明
「異なるSOAにおける先行刺激の連続呈示が空間的注意に与える影響―空手場面を想定した先行手がかり課題による検討―」
★相川 聖、高井 秀明、山口 雄大、中瀬 卓也、白井 健三
「イメージ想起中における身体の姿勢が運動パフォーマンスに及ぼす影響―動作分析を用いた検討―」
★堀 彩夏、高井 秀明、篠原 秀典
「大学生アスリートの身体意識と反芻・省察に関する縦断的調査」
★深見 柊真、高井 秀明
「A大学男子ラグビー部における年度による選手の身体的特徴の比較」