Research list 研究一覧
- Taiyo Fujimoto,Yutaka Sonobe,Yasuhisa Kusumoto
- 7th Asian South Pacific Association of Sport Psychology International Congress
大学男子柔道選手を対象として減量時の心理的負担の軽減方法の検討を自律訓練法(Autogenic Training : AT)を用いて行った。校内試合に出場する者を対象に,統制群(減量無)、減量群、減量AT介入群の3群に分けて実験を行った。その結果、減量AT介入群は繰り返し可能な競技意欲検査のコーチ受容の上昇、心理ストレス反応尺度の不機嫌の抑制傾向、試合中の心理状態検査の得点は他の2群よりも有意に高い得点を示した。このことから、減量時のATは心理的コンディションを整える方法として有効であることが示唆された。
- 藤本太陽、坂部崇政、多養亮平、福場久美子、園部 豊、楠本恭久
- 日本スポーツ心理学会第40回大会
大学男子柔道選手を対象に減量が心身へ及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。その結果、競技レベルが全国大会未満の者は全国大会出場以上よりも心理面へ悪影響を大きく受けていた。また、減量率が5%以上の者は5%未満の者よりも身体面、心理面ともに悪影響大きく受けていることが明らかとなった。
- 藤本太陽、福場久美子、多養亮平、坂部崇政、楠本恭久
- 日本応用心理学会第80回大会
大学男子柔道選手を対象に減量の実態を把握することを目的とした。その結果、約半数の割合で減量を行っており、60・66kg級では減量を行う割合が有意に多かった。また減量は2週間以内に体重あたり5―19%を落とす傾向がみられた。さらに、減量による心身への負大学男子柔道選手を対象に減量の実態を把握することを目的とした。その結果、約半数の割合で減量を行っており、60・66kg級では減量を行う割合が有意に多かった。また減量は2週間以内に体重あたり5―19%を落とす傾向がみられた。さらに、減量による心身への負の影響は、身体面よりも心理面のほうが大きく影響を受けていることが明らかとなった。影響は、身体面よりも心理面のほうが大きく影響を受けていることが明らかとなった。
- 藤本太陽、福場久美子、深見将志、多養亮平、坂部崇政、園部 豊、楠本恭久
- 日本体育学会第64回大会
大学男子柔道選手を対象に、減量と性格特性の関係を明らかにすることを目的とした。その結果、神経症的傾向の得点が高い群は低い群よりも精神面へ及ぼす悪影響が大きいことが明らかとなった。このことから、神経症傾向が高い者は減量により精神的悪影響を受けやすいことが示唆された。
- 鈴木千寿、高井秀明
- 日本体育学会第68回大会
本研究では、ストレス耐性として考えられているハーディネスがアスリートのストレス評価に及ぼす影響について検討した。調査は、A大学体育専攻学生465名を対象とし、質問紙調査を実施した。その結果、競技レベルにおいて違いがみられ、国際競技レベルのアスリートはその他のレベルのアスリートよりもハーディネスの得点が有意に高いことが示された。また、ハーディネスはアスリートにおいてもストレスの緩衝効果が示されたが、怒りに対するアスリートのストレスマネジメントの必要性が示された。
- 相川 聖・,高井秀明,平山浩輔
- 日本体育学会第68回大会
本研究は,Williams & Cumming(2011)のSIAQの日本語版を作成することを目的とした.対象者は,A大学の運動部に所属する196名であった.SIAQの項目を日本語訳し,CVI(Lynn, 1986)を算出して内容的妥当性を確認した.検討の結果,日本語版SIAQ は,スキルイメージと戦術イメージ,目標イメージ,統御イメージの4因子で,各因子3項目の計12項目であることが確認された.また,確認的因子分析の結果,十分な適合度が示された.以上のことから,日本語版SIAQの因子が確認され,日本人アスリートのイメージ能力を測定する質問紙として適していることが示された.
- 大久保 瞳、高井秀明、平山浩輔、辻 昇一
- 日本体育学会第68回大会
本研究では、チーム目標を達成するために集団になることのメリットとデメリットについて、A大学ハンドボール部女子を対象に検討した。その結果、メリットとして、個々が互いに影響し合い相乗効果をもたらすことが挙げられた。その一方で、デメリットとして、個々の問題が挙げられ、その改善策として、個々がチームの中での存在価値を見出すこと、チーム内で密にコミュニケーションを図ることで信頼関係を築くことが挙げられた。
- T. Sakabe, H. Takai, H. Okubo
- International Society of Sport Psychology 14th World Congress Sevilla 2017
本研究では、大学女子バスケットボール選手における視覚探索方略の経時的変化について明らかにすることを目的とした。その結果、ドリブルカットまでの反応時間にはセッション、高さ、テンポのいずれにおいても有意な差はみられなかった。注視点の結果から、熟練者は一貫した特定の位置に視線を向けつつ、より効率的な視線探索ストラテジーを用いていることが示唆された。
- 永野遼平、高井秀明、坂部崇政、大久保 瞳
- 日本スポーツ心理学会第43回大会
本研究では、再評価がスピーチ課題に及ぼす影響について検討することを目的とした。その結果、生理反応とスピーチの自己評価後に、再評価による影響はみられなかった。その理由として、否定的な再評価が動機づけを高めた可能性がある。今後はより詳細な心臓血管反応を計測し、再検討する必要があるだろう。
- 坂部崇政、高井秀明、大久保 瞳
- 日本スポーツ心理学会第43回大会
本研究では、バスケットボールにおける“ドリブルカット”プレーに着目し、熟練度による視線行動の違いおよび経時的変化について明らかにすることを目的とした。その結果、熟練度による視覚探索方略の違いはみられなかったが、非熟練者群、熟練者群ともに回数を重ねるにつれより効率的な視覚探索方略を用いていることが明らかとなった。
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〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
日本体育大学東京・世田谷キャンパス2415研究室 - 連絡先
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高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
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FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp