Research list 研究一覧

研究一覧
2015/12/01
  • 高井秀明、園部 豊、柴原健太郎、藤本太陽、深見将志、本郷由貴、平山浩輔
  • 日本体育大学体育研究所雑誌

現在、「日体大アスリートサポートシステム(NSSU Athlete Support System:以下「NASS」と略す)」では、2020年に開催される東京オリンピックに向けて、世界で活躍する選手の育成を目的として活動が行われている。今回は心理サポート部門で現在までに実施されている活動内容を提示することだけでなく、今後の活動プランについても提案するものであった。

2015/06/01
  • 大久保 瞳、高井秀明、坂部崇政、楠本恭久
  • 体育学研究 60(1)

本研究の目的は、P300を指標として、タイムプレッシャー(以下:TP)が刺激評価の速さと刺激評価時における処理資源、そして行動反応の速さと正確性に及ぼす影響について検討することであった。その結果、TPによって刺激評価段階が短縮すること、そしてTPのかかった状況下ではより処理資源を要することが明らかとなった。

2015/03/01
  • 秋葉茂季、立谷泰久、高井秀明、楠本恭久
  • スポーツ精神医学 12

本研究の目的は、競技者における身体感覚認知の特徴を明らかにし、身体動作を手掛かりとした心理技法によって得られる筋弛緩感覚が競技者特有の身体感覚認知に及ぼす影響を検討することであった。その結果、競技者が競技者特有の身体感覚を保持しつつ身体感覚増幅度を低下するには、筋弛緩感覚を受容できるようになることが必要であるといえる。

2015/03/01
  • 深見将志、高井秀明、楠本恭久
  • 応用心理学研究 40(3)

本研究は、安定した室内環境におけるMTとこれにVR技術を付加した環境下におけるMTの効果について検証するため、大学生アーチェリー選手を対象に実験を行った。実験時の気分状態と自律神経活動について比較・検討した結果、VR環境下におけるMTは、自律神経活動の特徴的な変化をもたらさなかったものの、自覚的な活性度を高めることが明らかになった。

2014/09/01
  • 高井秀明
  • 日本体育大学紀要 44(1)

本研究では、本研究では,筋電図BFを併用したPRが筋の緊張と弛緩の主観的評価と心臓自律神経活動に及ぼす影響について検討した。その結果、PRの主観的評価を身体部位毎にみると、PRに筋電図BFを併用するか否かに関わらず、左脹脛以外の身体部位では筋の緊張の主観的評価が筋の弛緩より高かった。また、右脹脛の主観的評価は、筋電図BFを併用したPRが閉眼で行なうPRより高かった。心臓自律神経活動についてみると、心臓交感神経活動はPRの実施後に低下し、迷走神経活動はPRの実施前から実施中、実施後にかけて亢進した。

2014/08/01
  • Hideaki Takai
  • ASPASP 2014

本研究では、長年にわたって異文化圏のドイツで生活をし、サッカーのブンデスリーグで指導するエキスパートの日本人コーチ3名の文化的自己観の特徴を事例的に明らかにすることとした。その結果、コーチBとコーチCはドイツでの滞在が長期間になっても、日本人を含むアジア人の特徴である、相互協調的自己観を強くもちあわせていることが示された。しかし、コーチAはドイツ人の一般的な特徴である、相互独立的自己観をもちあわせている可能性が高かった。

2013/07/01
  • Hideaki Takai、Masashi Fukami
  • American Psychogical Association Annual Convention 2013

本研究では、アーチェリーのシューティング時における競技レベルによる呼吸活動の心理・生理的特徴を明らかにすることを目的とした。心理指標としては呼吸活動に関する内省報告を利用して呼吸への注意と呼吸活動の主観的評価について検討した。また、生理指標としては、サーミスタ式ピックアップを用いて鼻腔より呼吸活動を導出し、Respiratory Timingについて検討した。その結果、上級者群ほどシューティング時に一定の方法で呼吸に注意を払っていることが示されたが、呼吸活動には競技レベル間で顕著な違いはみられなかった。

2013/06/01
  • 石橋剛士、高井秀明、水落洋志、大川康隆、小澤雄二、北川和利
  • 熊本学園大学論集「総合科学」 19(2)

本研究では、ポジティブなセルフトークがスポーツ選手における心理的側面に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。この目的を達成するために本研究では、男子柔道選手を対象とし、PSG、NSG、CGの3群を設定した。実験参加者には合宿中にセルフトークを行ってもらい、心理的側面としてPOMSを行い、合宿初日と最終日の比較を行った。その結果、PSGはNSGやCGよりも全ての指標において良い影響を及ぼすことはなかったが、抑うつにおいて低下する傾向にあり、活気において向上する効果があるということが明らかになった。

2012/09/01
  • 辻 昇一、高井秀明、栗山雅倫、楠本恭久、松井幸嗣
  • 日本体育大学紀要 42(1)

本研究では、日本のトップリーグである日本ハンドボールリーグ所属の選手を対象に、心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)を実施し、男女ハンドボール選手の心理的競技能力について調査を行った。その結果から、男子選手には若い時期から判断力のある選手を育成することが望まれる。特に、判断力のあるLineを育てることが今後の課題といえよう。女子選手では、リーグ在籍年数が増えると決断力と判断力が高くなる。男子同様に、若い時期から判断力のある選手を育てることが必要と思われる。

2012/06/01
  • Hideaki Takai, Yoko Kubo, Masanobu Araki
  • 日本体育大学スポーツ科学研究 1

本研究では、世界トップレベルの男子アーチェリー選手のシューティング時間に関する特徴について明らかにすることを目的とした。今回は、世界トップレベルの選手の代表として今大会のメダリストを対象に検討を行なった。かれらのシューティング技術における局面毎の平均時間とその変動係数を算出し、1/64 Elimin. RoundからFinalsまでの試合に出場した選手と比較した。

その結果、シューティング技術における局面毎の平均時間は、競技成績に関係なく準備局面がもっとも長く、平均時間の変動係数も大きかった。しかしながら、準備局面の平均時間は、メダリストのほうが個人戦の出場選手よりも短かった。

NSSU

所属先
〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
日本体育大学東京・世田谷キャンパス2415研究室
連絡先
高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp
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