Research list 研究一覧

研究一覧
2020/11/21
  • 平山浩輔、笹川智子、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では、アスリートを抑うつ症状の重症度別で分類した際に、それぞれの競技不安の特徴や認知的変数の関係性について明らかにし、介入へ繋がる変数を探索することとした。その結果、アスリートの重症度別の特徴として、無症状と軽症のアスリートは、大きな差が無く競技不安や認知的変数の関係性が推移していた。しかし、アスリートが中等症以上の症状を抱えると競技不安と認知的変数の関係性はより強くなることが示された。

2020/11/21
  • 戸松陽平、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

試合中の生理・心理的な特徴を時間経過に沿ってアーチェリー選手のベストパフォーマンス発揮を目指した心理的なアプローチを検討した.実験参加者は,A大学に所属するアーチェリー部の男性12名を対象とした.実験方法は,アーチェリー競技70mラウンドを採用し,そのうち6エンド(36射)を実験対象とした.測定内容は,POMS2とHRを測定対象とした.結果は,試合前は試合後よりも活気-活力と友好の得点が有意に高かった.また,試合中のHRは,試合前,試合前半,試合中盤,試合後半は試合後より有意に高く,試合前半は試合前よりもHRが有意に高いことが明らかになった.

2020/11/21
  • 堀 彩夏、高井秀明
  • 日本

本研究では,身体への気づきのあり方が反芻および省察に与える影響を明らかにすることを目的とした。その結果,身体への気づきを測るBody Awareness尺度の下位尺度得点のうち,「緊張への気づき」はRRQの反芻得点に有意な正の影響,「身体への関心」はRRQの省察得点に有意な影響を与えた。本研究の結果から、不安や恐怖によって生起される身体的な緊張をより知覚することで,反芻が促進される可能性が示された。また、身体を探求することで省察が促進されると考えられる。

2020/11/21
  • 折茂紗英、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

Allen & Meyer(1990)は, 組織コミットメントを「組織に所属する個人が自組織に対して抱く心理的な関係」と定義している。これまでにスポーツの組織コミットメントに着目した研究が見られないため、本研究ではスポーツ版組織コミットメント尺度を作成し,特徴について検討することを目的とした。その結果、6因子解(24項目)が得られ、一定の信頼性と妥当性を有していることが明らかになった。またスポーツにおける組織コミットメントは,性別や役割,競技レベルといったアスリートの属性によって影響を受けることが確認された。

2020/11/21
  • 相川 聖、高井秀明、中瀬卓也
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では,心的時間の変動からITの効果検証を実施した.本研究の結果から,6週間のITによって心的時間の変動係数は小さくなることが明らかとなった.さらに,ITの内省報告からも同様の結果が得られ,6週間のITにおける後半では,主観的評価と客観的評価の両側面から,心的時間が安定したことが示された.本研究によって,心的時間の変動はITの効果検証における有効な指標であることが示された.

2020/11/21
  • 浦 佑大、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では,文字MR課題および3D図形MR課題を用いてMR能力と初期の視覚情報処理を反映するP100との関連を明らかにすることとした.その結果,より少ない注意レベルで刺激を知覚できる者はMR能力が高いことが示された.

2020/11/21
  • 坂部崇政、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では,これまでの先行研究によって確認されてきた水平方向の視線移動による空間的注意のシフトが垂直方向の視線によっても生じるかを検討した。その結果,SOA200ms の反応時間は,水平・垂直方向ともに一致試行が不一致試行よりも早く,垂直方向の視線移動においても注意シフトが生起されることが示された。

2020/11/21
  • 髙橋由衣、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では,大学生アスリートの身体症状に関連する心理的要因をPOMS2およびSOCの観点から検討することを目的とした.その結果,身体症状が高いと自覚している大学生アスリートは,ネガティブな気分・感情の表出や,ストレス対処力が低いことが示された.また,大学生アスリートの属性によって,身体症状に関連する心理的要因に違いがみられたため,それらを考慮した心理サポートを展開していく必要があるだろう.

2020/11/21
  • 大久保 瞳、高井秀明、坂詰和絵、岩崎宏次、川浪哲如
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では,大学生アスリートが抱える心理的問題・課題の内容を抽出し,心理的問題・課題と精神的健康との関係について検討した.その結果,「身体的症状」「不安と不眠」「GHQ合計」において,心理的問題・課題が多い群は少ない群より,多い群は中程度群より,得点が有意に高かった.よって,大学生アスリートが抱える心理的問題・課題の程度が精神的健康に影響を及ぼす可能性が示された.

2020/11/21
  • 川浪哲如、高井秀明、大久保 瞳、岩崎宏次、坂詰和絵、米地 徹
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では,A大学ラグビー部女子を対象に,唾液中コルチゾールを生理学的コンディショニングの指標とし,大会前,大会中,大会後の状態を評価することとした.その結果,大会期間中(1日目,2日目)において,大会1日目の1試合目前は,大会2日目よりコルチゾール濃度が有意に高くなり,大会1日目の2試合目前は,大会2日目よりコルチゾールの濃度が有意に高かった.これらのことから,各試合において,身体的・心理的なストレスが,コルチゾール濃度に影響を及ぼすことが示唆された.

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連絡先
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日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp
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