Research list 研究一覧

研究一覧
2021/09/07
  • 折茂紗英・高井秀明
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

スポーツ版組織コミットメント尺度を用いて,大学生アスリートとクラブの特徴による違いを検討した.その結果,クラブで役割がある者やレギュラーはそうでない者より得点が高かった.また,競技レベルが高いクラブは低いクラブより得点が高く,人数の少ないクラブは多いクラブより得点が低かった.本研究から,スポーツにおける組織コミットメントは,アスリートの属性やクラブの特徴によって影響を受けることが明らかとなった.170

2021/11/28
  • 高井秀明・岩崎宏次・戸松陽平
  • 日本スポーツ心理学会第48回大会
2021/08/01
  • 坂部崇政、高井秀明、木原祐二
  • 日本体育大学紀要

大学女子ゴルフ部を対象に試合における心理的準備の一環として,ABCプランを応用したコースマネジメントを実施することを目的とした。その結果,ほとんどの選手がAプランは「フェアウェイ」,Bプランは「ラフ」,Cプランは「OB」と回答し,共通したコースマネジメントをしていたことが示された。その中でも,レギュラー選手はAプランおよびCプランにおいて,非レギュラー選手よりも具体的な回答(「フェアウェイ左」や「フェアウェイセンター」など)が多くみられ,コースの特徴を考慮したコースマネジメントをしていることが確認された。また,Bプランではショットの許容範囲を広げるプランニングをしており,試合に向けた適切な心理的準備ができていたものと推察される。

2021/11/28
  • 大久保瞳・高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第48回大会

本研究では,タイムプレッシャー(TP)が複雑な反応課題の遂行に及ぼす影響ついてERPから検討することを目的とした.その結果,Non-Cross条件,Cross条件ともに,P3潜時,刺激同期LRP潜時,反応同期LRP潜時が有意に短縮した.よって,反応様式の複雑性に関わらず,TP条件では刺激評価段階,反応選択段階,反応実行段階において処理が短縮することが示された.

2021/08/01
  • 髙橋由衣、高井秀明、松井花織、山本健之
  • 日本体育大学紀要

大学男子バレーボール部を対象に自己理解と心理的競技能力の関係性について検討することを目的とした。その結果,自己理解高群は自己理解低群よりも自信,決断力,予測力,判断力,心理的競技能力診断検査の総合得点が有意に高かった。つまり,自己理解が高い人は,自分やチームが取り組むべき課題を把握している可能性があり,自信や作戦能力などの心理的競技能力が高い者と考えられる。また,自己のみならずチームへの理解を深めようとすることは,心理的競技能力診断検査の総合得点をより高めるものと考えられる.

2021/05/01
  • The sport psychologist
  • Satoshi Aikawa, Hideaki Takai

本研究では,イメージ能力と体操競技のパフォーマンス,自己効力感,競技中の思考との関係性を検討した.その結果,体操選手のイメージ能力とパフォーマンス,パフォーマンスに関連する変数との関係が明らかになり,体操選手のパフォーマンスを高めるには,目標イメージを想起する能力を高める必要があることが示された.

2021/03/01
  • 坂部崇政、高井秀明
  • 武道学研究

本研究では,事象関連電位を用いて空手道選手における情報処理能力の基礎的特徴を明らかにし,突き技の判断時における空間的手がかりを推定することを目的とした。その結果,突き技の判断時には上肢や体幹から得られる情報が重要な手がかりであり,それらの情報が遮蔽された上半身遮蔽条件の反応時間が最も長いことが示された。また,P3振幅の結果から,上段突きよりも中段突きに対する確信度が高いことが明らかとなった。

2020/11/21
  • 平山浩輔、笹川智子、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

本研究では、アスリートを抑うつ症状の重症度別で分類した際に、それぞれの競技不安の特徴や認知的変数の関係性について明らかにし、介入へ繋がる変数を探索することとした。その結果、アスリートの重症度別の特徴として、無症状と軽症のアスリートは、大きな差が無く競技不安や認知的変数の関係性が推移していた。しかし、アスリートが中等症以上の症状を抱えると競技不安と認知的変数の関係性はより強くなることが示された。

2020/11/21
  • 戸松陽平、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第47回大会

試合中の生理・心理的な特徴を時間経過に沿ってアーチェリー選手のベストパフォーマンス発揮を目指した心理的なアプローチを検討した.実験参加者は,A大学に所属するアーチェリー部の男性12名を対象とした.実験方法は,アーチェリー競技70mラウンドを採用し,そのうち6エンド(36射)を実験対象とした.測定内容は,POMS2とHRを測定対象とした.結果は,試合前は試合後よりも活気-活力と友好の得点が有意に高かった.また,試合中のHRは,試合前,試合前半,試合中盤,試合後半は試合後より有意に高く,試合前半は試合前よりもHRが有意に高いことが明らかになった.

2020/11/21
  • 堀 彩夏、高井秀明
  • 日本

本研究では,身体への気づきのあり方が反芻および省察に与える影響を明らかにすることを目的とした。その結果,身体への気づきを測るBody Awareness尺度の下位尺度得点のうち,「緊張への気づき」はRRQの反芻得点に有意な正の影響,「身体への関心」はRRQの省察得点に有意な影響を与えた。本研究の結果から、不安や恐怖によって生起される身体的な緊張をより知覚することで,反芻が促進される可能性が示された。また、身体を探求することで省察が促進されると考えられる。

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所属先
〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
日本体育大学東京・世田谷キャンパス2415研究室
連絡先
高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp
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