Research list 研究一覧

研究一覧
2019/11/17
  • 相川 聖、高井秀明、中瀬卓也
  • 日本スポーツ心理学会第46回大会(筑波大学)

先行研究では,効果的なイメージトレーニングを実施する方法や期間や回数が提示されている.その点を考慮したうえで,本研究では体操選手を対象に イメージトレーニングを実施し,日本語版SIAQを用いてイメージトレーニングの効果検証を行なうこととした.本研究の結果から,イメージトレーニングによって体操選手のイメージ能力と自信は向上することが明らかになった.

2019/11/17
  • 坂詰和絵、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第46回大会(筑波大学)

トレーニングへの集中や,技能向上を促進する要因であるアスリートエンゲージメントがある(Podlog et al., 2015)。本研究ではエンゲージメントの感情,行動,認知の3側面を考慮したアスリートエンゲージメント尺度を作成し,大学生アスリートにおけるアスリートエンゲージメントの特徴を明らかにすることとした。その結果,3因子15項目からなる単純構造が得られ,一定の信頼性と妥当性が確認された。そして,アスリートエンゲージメントは,性別や競技レベルといった選手の属性による影響を受けることが明らかになった。

2019/11/17
  • 大久保 瞳、高井秀明、坂部崇政
  • 日本スポーツ心理学会第46回大会(筑波大学)

本研究では、タイムプレッシャー(TP)の強度が情報処理過程に及ぼす影響について事象関連電位(ERP)から検討することを目的とした。その結果、中TP条件では、反応選択段階において不一致試行の場合に短縮(中TP<Non-TP)し、反応実行段階においてNon-TP条件より短縮、高TP条件より遅延することが示された。一方で、高TP条件では、反応選択および反応実行段階で短縮し、早期の段階からTPの影響を受けることが示唆された。

2019/11/17
  • 平山浩輔、笹川智子、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第46回大会(筑波大学)

本研究では,競技不安を高める可能性がある大会前を想定し,抑うつ症状の生起課程の検討を行った。その結果,脅威性認知と推論の誤りが競技不安を媒介して抑うつ症状を高めること,また推論の誤りは直接的に抑うつ症状を高めることが示された。さらに認知的統制は直接的に,あるいは競技不安を介することにより,抑うつ状態を低減する可能性が示された。

2019/11/17
  • 安田竜哉、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第46回大会(筑波大学)

本研究では,大学生アスリートにおける恐怖反応の特徴について明らかにすることを目的とした。まず、アスリートにおける恐怖反応尺度を作成し、次にその特徴について検討した。まず、恐怖反応に性差がみられるかを検討するため,男女で対応のないt検定を行ったところ,男性は女性よりも「攻撃的恐怖反応」の得点が有意に高かった(p<.05).続いて,恐怖反応に接触がある競技のレギュラーと非レギュラーの差があるかを検討するため,対応のないt検定を行ったところ,非レギュラーはレギュラーよりも「停止的恐怖反応」の得点が有意に高かった(p<.05).

2019/11/17
  • 浦 佑大、高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第46回大会(筑波大学)

ラグビーにおけるポジションが状況認知能力に及ぼす影響について検討とした.その結果,BK群はFW群よりも状況認知能力が高いことが明らかとなった.

2019/09/12
  • 坂部崇政・高井秀明
  • 日本体育学会 第70回大会 (慶應義塾大学)

競技者における映像観察時の教示の有無が映像への注意および情報処理に与える影響について検討した。その結果、教示あり条件における聴覚オドボール課題の標的刺激に対するP300潜時は1回目から3回目にかけて有意に延長し、映像観察時においてその目的を教示することは競技者の注意を高める有効な手段になることが明らかとなった。

2019/09/12
  • 相川 聖、高井秀明
  • 日本体育学会 第70回大会 (慶應義塾大学)

本研究はアスリートが各競技場面でイメージを利用する目的についてテキストマイニングを用いて検討した.その結果,アスリートは試合では良いプレーやパフォーマンスを遂行するためにイメージを利用しているが,練習ではフォームの確認,練習の目的や動きを考えるためにイメージを利用していた.さらに,試合前や練習前には動機づけや覚醒水準を向上させるため,試合後や練習後には反省や振り返りのためにイメージを利用していた.

2019/09/12
  • 坂詰和絵、高井秀明
  • 日本体育学会 第70回大会 (慶應義塾大学)

AE(Athlete Engagement)は,スポーツに熱中している心理状態を表す。これまでにAEを測定する尺度としてAEQ(Athlete Engagement Questionnaire)が開発されている。しかし,日本ではAEを測定する尺度が開発されていない。そこで本研究の目的は,日本語版AEQを作成することとした。日本語版AEQの因子構造を確認するため,探索的因子分析を行った結果,9項目からなる3因子構造であることが確認された。また,その解について確認的因子分析を行い,十分な適合度が示された。

2019/09/12
  • 大久保 瞳、高井秀明、永野遼平、岩崎宏次
  • 日本体育学会 第70回大会 (慶應義塾大学)

本研究では、アスリートにおけるソーシャルサポートの互恵性と認知的感情制御方略の関係について検討することを目的とした。その結果、ソーシャルサポート受領が提供の量を上回る過大利得状態群は、ソーシャルサポート提供が受領を上回る過小利得状態群よりも肯定的再評価を使用する傾向が示された。

NSSU

所属先
〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
日本体育大学東京・世田谷キャンパス2415研究室
連絡先
高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp
Follow us on social media