Research list 研究一覧

研究一覧
2021/09/07
  • 相川 聖・高井秀明・中瀬卓也
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

本研究の目的は,体操選手を対象としてfNIRSを用いてゆかの演技のイメージ想起中における脳活動の特徴を明らかにすることとした.体操選手は,現在練習している演技構成でのゆかの演技をイメージする場合には前頭前野のうち背外側前頭前野の活動が高まることが明らかとなった.

2021/09/07
  • 浦佑大・高井秀明
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

本研究では、EFQのスポーツ版(S-EFQ)を作成し、その信頼性と妥当性を確認することとした。探索的因子分析および確認的因子分析、信頼性分析の結果、7因子解(29項目)が得られ、それぞれ「注意の維持(α=.86)」「熱中(α=.83)」「自己意識(α=.83)」「切り替え(α=.79)」「抑制(α=.87)」「計画(α=.73)」「効率(α=.71)」と命名した。S-EFQの各下位尺度と関連する心理尺度の各下位尺度との相関分析を行った結果、全ての下位尺度において収束的妥当性が確認された。したがって、S-EFQは一定の信頼性と妥当性が担保されたといえる。

2021/09/07
  • 松井花織

本研究では、賞罰条件による動機づけが行動調整に及ぼす影響を特性不安から検討するため、報酬(+20円)と罰金(-20円)を設定した条件下でボタン押しによる単純反応課題を実施した。その結果、賞罰による動機づけ課題において、特性不安の高群と低群間でボタン押しによる単純反応に違いはみられなかった。先行研究では、不安が高い者ほど誤反応後に生じるエラー関連電位のERN振幅が大きくなると報告されている(Moser et al., 2013)。したがって、本研究で用いた賞罰による動機づけ課題は、行動調整に影響を及ぼす課題設定ではなかったといえ、今後は課題の再考が必要であろう。

2021/09/07
  • 大久保瞳・高井秀明
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

本研究では,フランカー課題におけるタイムプレッシャー(TP)の強度が反応時間および正答率に及ぼす影響について検討することを目的とした.その結果,Non-Cross条件において250 ms条件で,Cross条件において250,300 ms条件でフランカー効果がみられなかった.よって,実験参加者は課題に対して予めに決め打ちすることで選択肢を限定し,TPに対応していた可能性が示された.

2021/09/07
  • 戸松陽平・高井秀明・大久保瞳・岩崎宏次・坂詰和絵・川浪哲如・折茂紗英
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

コロナ禍における大学生アスリートの心理的問題・課題と精神的健康の経時的変化を目的とした.調査対象者はA大学学友会運動部に所属する学生403名であった.調査は1回目を2020年6月下旬~8月上旬,2回目を2021年2月上旬~3月下旬に実施した.調査対象者には心理的問題・課題に関する実態調査と日本語版GHQ28への回答を求めた.なお,分析対象者は,両調査に不備なく回答した125名(男性38名,女性87名,平均年齢19.04±0.91歳)とした.両調査におけるGHQ28の経時的変化を検討したところ,身体的症状とうつ傾向の得点は,1回目から2回目にかけて有意に高まった.

2021/09/07
  • 坂部崇政・高井秀明
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

本研究の目的は,突き技のVR映像を用いて空手道選手の情報処理能力について検討することであった。その結果,反応時間には有意差がみられ,熟練群は非熟練群よりも早い段階で突き技に反応していることが明らかとなった。このことから,熟練群は突き技の判断に必要な視覚的手がかりを早期に抽出していたものと考えられる。

2021/09/07
  • 折茂紗英・高井秀明
  • 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

スポーツ版組織コミットメント尺度を用いて,大学生アスリートとクラブの特徴による違いを検討した.その結果,クラブで役割がある者やレギュラーはそうでない者より得点が高かった.また,競技レベルが高いクラブは低いクラブより得点が高く,人数の少ないクラブは多いクラブより得点が低かった.本研究から,スポーツにおける組織コミットメントは,アスリートの属性やクラブの特徴によって影響を受けることが明らかとなった.170

2021/11/28
  • 高井秀明・岩崎宏次・戸松陽平
  • 日本スポーツ心理学会第48回大会
2021/08/01
  • 坂部崇政、高井秀明、木原祐二
  • 日本体育大学紀要

大学女子ゴルフ部を対象に試合における心理的準備の一環として,ABCプランを応用したコースマネジメントを実施することを目的とした。その結果,ほとんどの選手がAプランは「フェアウェイ」,Bプランは「ラフ」,Cプランは「OB」と回答し,共通したコースマネジメントをしていたことが示された。その中でも,レギュラー選手はAプランおよびCプランにおいて,非レギュラー選手よりも具体的な回答(「フェアウェイ左」や「フェアウェイセンター」など)が多くみられ,コースの特徴を考慮したコースマネジメントをしていることが確認された。また,Bプランではショットの許容範囲を広げるプランニングをしており,試合に向けた適切な心理的準備ができていたものと推察される。

2021/11/28
  • 大久保瞳・高井秀明
  • 日本スポーツ心理学会第48回大会

本研究では,タイムプレッシャー(TP)が複雑な反応課題の遂行に及ぼす影響ついてERPから検討することを目的とした.その結果,Non-Cross条件,Cross条件ともに,P3潜時,刺激同期LRP潜時,反応同期LRP潜時が有意に短縮した.よって,反応様式の複雑性に関わらず,TP条件では刺激評価段階,反応選択段階,反応実行段階において処理が短縮することが示された.

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〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
日本体育大学東京・世田谷キャンパス2415研究室
連絡先
高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp
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